<span class="cap_title">写真1●2008年3月期の中間決算を発表する孫正義代表取締役社長</span>
<span class="cap_title">写真1●2008年3月期の中間決算を発表する孫正義代表取締役社長</span>
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&lt;span class="cap_title"&gt;写真2●ARPUの推移&lt;/span&gt;&lt;br&gt;&lt;span class="cap_honbun"&gt;2007年度第2四半期の音声ARPU(3330円)とデータARPU(1470円)を合わせた総合ARPUは4800円。これに割賦請求分を加えると5530円になる。&lt;/span&gt;
<span class="cap_title">写真2●ARPUの推移</span><br><span class="cap_honbun">2007年度第2四半期の音声ARPU(3330円)とデータARPU(1470円)を合わせた総合ARPUは4800円。これに割賦請求分を加えると5530円になる。</span>
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 ソフトバンクは11月6日,2008年3月期の中間決算(2007年4月~9月)を発表した。連結ベースの売上高は前年度同期比21.8%増の1兆3647億4500万円,営業利益は同49%増の1677億4600万円,経常利益は同77.3%増の1111億6500万円の増収増益だった。

 中でも好調なのは,売上高/営業利益の半分以上を占める携帯電話事業。契約者の純増シェアは,2007年5月から9月まで5カ月連続1位だった。「2007年度上半期の純増数は前年度同期比105万回線増の114万回線と10倍近く伸びた」(孫正義代表取締役社長,写真1)。ホワイトプランの申込数は10月29日に900万件,Wホワイトの申込数も同日に270万件を突破(関連記事)するなど,快進撃を続けている。

 法人向けも「ソフトバンクテレコムを経由した販売が好調に伸びている」(孫社長)。2007年度上半期の法人名義契約の純増数は前年同期の6万件から5.5倍増の33万件となった。9月末時点の販売店は2417店舗,基地局数は4万7439局と足元も順調に固めている。2007年度第2四半期の総合ARPU(1加入者当たりの月間平均収入)は4800円。NTTドコモやKDDIに比べて低いが,「他社は端末販売奨励金を含んだ料金となっているので高い数値になっている。他社に合わせて当社も割賦請求分を加味すると,決して悪い数値ではないと見ている」(孫社長,写真2)。

 KDDIが10月4日,NTTドコモが10月26日に発表(関連記事1関連記事2)した分離プランについては,「通話時間によっては割高になる場合があるなど,実質的な値下げにはなっていない。ホワイトプランとWホワイトで十分競争力があると考えている。現行の料金プランを粛々と販売していくだけ」(孫社長)とコメントした。

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