ディスプレイのコントラストを改善した新型「Kindle DX」
ディスプレイのコントラストを改善した新型「Kindle DX」
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 電子書籍市場をめぐり、7月も各社の活発な動きが続いた。

 米Amazon.comは、4~6月の3カ月間に電子書籍の販売部数がハードカバーの印刷書籍を上回ったと発表。手のひらサイズの軽量「Kindle」とディスプレイのコントラストを改善した新型「Kindle DX」を発売したほか、Kindle向け自主出版サービスで印税を70%とするプランを用意した。

 一方、国内では、グーグルが電子書籍の販売サービス「Googleエディション」を2011年初めに開始すると発表。シャープも、年内をめどに電子書籍市場に本格参入する意向を表明した。

 このほか、大日本印刷と凸版印刷を発起人とする「電子出版制作・流通協議会」が設立総会を開催。また、ソニー、KDDI、朝日新聞社、凸版印刷の4社は、電子書籍配信事業に関する企画会社「電子書籍配信事業準備」を設立した。

 こうしたなか、米Appleの次の一手が注目される。


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グーグルも電子書籍参入へ、2011年初めに国内でサービス開始

シャープが電子書籍に本格参入、年内にiPad/iPhone対抗機発売

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