岐路に立つ日本の光アクセス

 NGN(次世代ネットワーク)の接続ルール作りの一環として本格的な検討が始まったNTT東西の光ファイバの貸し出し条件の見直し。他事業者が借りやすい条件が設定されれば,ユーザー料金の値下げにつながり,サービス競争に拍車がかかると期待されていた。しかし,NTT東西と他事業者の意見は平行線をたどり,“値下げ”の可能性は低いとみられる。

第1回 果たしてサービス競争は始まるのか 
第2回 義務化には課題が多い「光ファイバの1分岐貸し」 
第3回 期待外れの接続料値下げで算定方法が焦点に 
第4回 FTTH市場の競争進展は当面望み薄