Linuxコマンド集
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at  指定時刻にジョブを実行する (1)

 構文  
at [-q queue] [-f file] [-mldbv] TIME

 オプション  
-q queue 指定したキューを使用する。queueにはa~z,A~Zのうち1文字を指定できる。ただし,aはatが,bはbatchコマンドが使用する。優先度はaが一番高く,Zが最も低くなる
-f file ファイルからジョブを入力する
-m ジョブが終了した後,ジョブの出力がなくてもメールで終了を知らせる
-l 実行待ちのジョブを表示する
-d ジョブを削除する
-b 自動的にジョブを実行する
TIME ジョブを実行する時刻を指定する。日付は,MMDDYY,MM/DD/YY,MM.DD.YYなどで指定できる。ただし,MMは月をDDは日をYYは年の下2 桁を表す。時間はhh:mmで指定できるほか, midnight(真夜中),noon (正午),teatime (午後4時)などを指定することもできる

 説明  

指定した時間にジョブを実行する。実行結果はメールで登録者に送られる。atはコマンドなどを標準入力で指定することになる。コマンドを入力し終えたら,Ctrlキーとdキーを同時に押すことでatコマンドから抜け出せる。


 使用例  
0時にloginに関するlogを切り出す
$ at midnight
> echo -n "Jan 10 : " >> login.log
> gerp -c "Jan 10.*: (login)" /var/log/message >> login.log
> ^d ←[Ctrl]キーと[D]キーを同時に押す

 関連事項  
atqatrmbatchcrontab指定日時にプログラムを動かす