米Intelは,中国において2億ドルのベンチャ・キャピタル基金「Intel Capital China Technology Fund」を設立する。同社が現地時間6月13日に発表した。ハードウエア,ソフトウエア,サービスの開発を手がける中国の技術企業に対して投資を行なう。

 同基金は,Intel社の技術構想を補完するとともに,中国におけるインターネット・インフラを増強する企業への投資に使われる。また,現地で開発された重要な技術と製品を助成するための投資も行なわれる。最初は,携帯電話通信,消費者向けブロードバンド,半導体設計といった部門に焦点が当てられる予定。

 Intel社のベンチャ・キャピタル部門であるIntel Capitalは,香港,上海,北京に投資マネージャを置き,1998年以来,香港と中国のおよそ50社に対して戦略的な投資活動を行なってきた。

 今回の発表は,同社の中国進出20周年を祝う式典において,政府関係者,顧客,業界パートナを前に行なわれた。同社は,同地域における革新,教育,コミュニティ・サポートも支援していくことも明らかにした。

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