米Intelは米国時間1月7日，デジタル家電の開発企業に対して2億ドルの資金提供を行なうベンチャ・キャピタル・ファンド「Intel Digital Home Fund」を創設したと発表した。「音楽，画像，映像を含め，消費者がデジタル・コンテンツをさらに享受できるようにするのがねらい」（Intel社）
Intel Digital Home Fundは，Intel社のベンチャ・キャピタル部門であるIntel Capitalが運用する。対象は，家庭用デジタル機器のソフトウエア，ハードウエア，接続，サポートなどの各種技術を開発する企業。
現在，Intel社はパソコンと家電の融合を進めており，今回のファンドはその一環となる。同社がすでに資金提供を決定している企業は以下の通り。
米BridgeCo：デジタル・メディア・アダプタ向け低コスト・チップの開発
米Entropic：同軸ケーブルでのホーム・ネットワーキング用チップの開発
米Musicmatch：音楽編集ソフトウエアの開発
「コンテンツのデジタル化が進むにつれ，消費者はTV，ステレオ，パソコン，ハンドヘルド機器などでコンテンツを共有・編集・管理できることを望んでいる。今回のファンドはIntel社製品を補完し，デジタル家電における主要な技術開発を進めることを目ざしている」（Intel社バイス・プレジデント，Intel Capital社社長のJohn Miner氏）
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