米Googleは,同社の検索エンジン「Google」のインデックス強化を図るサービス「Google Sitemaps」のベータ版を開始した。同社が米国時間6月2日に明らかにしたもの。同社エンジニア・ディレクタのShiva Shivakumar氏がブログに投稿した説明によると,「Web作成者は,自身のWebサイトの詳細な情報をGoogleに送り,検索対象のWebページに含められるようにできる」という。

 Google Sitemapsでは,Web作成者が送ってくるURL情報(最終更新日や変更の頻度など)を利用して,インデックスへの反映を強化する。「Google検索エンジンで,より充実した最新の検索結果を提供できるようになる」(Shivakumar氏)

 なお,Google Sitemapsに提出した情報は,Googleの検索結果の順位には影響しないという。

 Google Sitemapsに情報を送るには,オープンソースのクライアント・ツール「Sitemap Generator」を使用する。Webサイトからダウンロード可能。同ツールで,URLリスト,Webサーバー・ディレクトリ,アクセス・ログからなるXML形式のサイトマップを提出できる。ただし,Webサーバーに接続してファイルをアップロードし,スクリプトを実行する知識が必要。また,Webサーバーに「Python 2.2」がインストールされていなければならない。

 Sitemap Generatorを使わない場合は,テキスト・ファイルで情報を提出することも可能。

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