近距離無線規格Bluetoothの標準化団体Bluetooth Special Interest Group(SIG)は,1週間に出荷されるBluetooth製品が500万台を突破したことを米国時間5月24日に発表した。

 500万台のマイルストーン達成は,Bluetooth技術が携帯電話,車両,モバイル・パソコン,MP3プレーヤ,マウス,キーボードといった幅広い用途で普及していることを示すものである,とSIGは説明する。

 Bluetooth SIG常任理事のMichael Foley氏は,「先ごろ発表されたBluetooth SIGとUWB間の協調に向けた取り組みを合わせると,Bluetooth技術のリーダー的な地位がさらに強化されるだろう」という考えを明らかにしている。

 Bluetooth無線技術が1998年に公開されて以来,3400社を超える企業がBluetooth SIGにメンバーとして参加している。市場におけるBluetooth製品は急増しており,2003年から2004年にかけて倍増して2億5000万台に達している。Bluetooth SIGは,このペースで成長が続いた場合,2005年末までに出荷台数が5億万台に達すると予測している。

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