米Rambusは,NECエレクトロニクスと特許のライセンス契約を締結した。同社が米国時間4月14日に明らかにした。契約により,NECエレクトロニクス社は,Rambus社の技術を使ってメモリー・コントローラの開発と製造が可能になる。

 契約期間は5年間だが,更新または延長される可能性がある。ライセンスは,SDR,DDR,DDR2 SDRAMに対応するメモリー・コントローラと将来的なメモリー・コントローラ技術を視野に入れたもの。Rambus社は,ライセンス供与した製品の売り上げからロイヤルティを受け取る。

 Rambus社CEOのHarold Hughes氏は,「世界の大手チップ・メーカーとの契約は,Rambus社の特許技術ポートフォリオの価値を示すものである。NECエレクトロニクス社とは長期に渡って関係を築いてきたが,エンジニアリング・チームとの協調を通じて市場への新製品投入を支援できることを嬉しく思う」とコメントしている。

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