ルクセンブルクのSkype Technologiesは,北欧で電話サービスを提供するTDC SongとSkype社の有料VoIPサービスに関して提携を結んだ。同社が現地時間4月14日に明らかにした。提携は,Skype社の有料サービス向けの着信サービスと番号割り当てに関するもの。その他の詳細は明らかにされていない。
ちなみにSkype社は,英Cable & Wireless(C&W),ルクセンブルグのB3G Telecom,米iBasis,米Level 3 Communications,カナダのTeleglobeといった通信事業者とも同様の提携を結んでいる。
Skype社は,パソコンやPDAなどで利用可能なPtoPベースのIP電話ソフトウエアを提供する。パソコン同士の通話が無料で行えるほか,世界各地の固定電話機や携帯電話機に発信できる有料サービス「SkypeOut」も運営している。現在同社は,一般電話や携帯電話からの着信を可能にする「SkypeIn」サービスの試験運用も実施している。
同社のSkypeIn,SkypeOut,Skype Voicemailといった有料サービスはプリペイド方式で利用できる。Skypeプラットフォームは,Mac OS X,Linux,Pocket PC,Windowsに対応する。同社によれば,現在無料サービス利用者も含めたユーザー数は3470万人を超えている。
◎関連記事
■ Skype,Wi-Fi経由のVoIP提供で英国プロバイダと提携
■ SkypeのIP電話ソフトをLinux OSに同梱,米Xandros
■米MotorolaとルクセンブルクSkype,VoIP製品の開発/マーケティングで提携
■ IP電話ユーザー数:米Voicegloは180万人超,ルクセンブルグSkypeは1290万人超
[発表資料へ]