米Voicegloは,同社のIP電話サービス「GloPhone」のユーザー数が180万人を超えたと米国時間10月20日に発表した。また,ルクセンブルグのSkype Technologiesは,無料サービス利用者も含めたユーザー数が1290万人以上になるとともに,同時に100万人以上が接続できる体制を整えたと,現地時間10月20日に明らかにした。
GloPhoneは,パソコン/WebベースのVoIPサービス。同パッケージを利用すれば,広帯域接続やダイヤルアップ接続によって,PtoPのインターネット通話のほか,世界各地の電話と通話(発信/着信)できるようになる。「広帯域接続とダイヤルアップ接続の両方に対応し,発着信可能なサービスは当社だけ」(Voiceglo社)とする。
2004年2月にサービス提供を開始し,現在60カ国以上のユーザーが使っているという。米Office Depotなどとも提携し,パッケージ販売を行っている。
一方のSkype社は,パソコンやPDAなどで利用可能なPtoPベースのIP電話ソフトウエアを提供する。パソコン同士の通話が無料で行えるほか,世界各地の固定電話機や携帯電話機に発信できる有料サービス「SkypeOut」も運営している。
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