米Microsoftは,個人ユーザー向けの新しいサブスクリプション・サービス「Microsoft Office Outlook Live」の提供開始を米国時間1月20日に発表した。同サービスは,「Office Outlook」を使ってインターネット・メール・サービス「MSN Hotmail」の電子メール,カレンダ,連絡先といったすべての個人的な情報の管理を可能にするもの。サービスは,米国,英国,カナダで提供される。

 Microsoft社がOffice製品をダウンロード可能なサブスクリプション・サービスとして提供するのは今回が初めて。同サービスでは,「Office Outlook 2003」を年間59.95ドルで利用可能となる。ユーザーは,2Gバイトのオンライン・ストレージを利用できるほか,最大20Mバイトの添付ファイルを送信できる。4月19日まで期間限定でキャンペーン価格の44.951ドルで提供される。

 同サービスにより,ユーザーはOutlookを使って複数の電子メール・アカウントでメールの送受信をしたり,仕事用と個人用の複数のカレンダ,連絡先などを1カ所にまとめて管理することができる。これらのデータは,Hotmailのオンラインの予定表や連絡先に自動的に同期できるため,ユーザーはインターネットに接続すればどこにいてもこれらの情報にアクセス可能となる。

 同サービスの詳細は,同社のWWWサイトに記載されている。

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