米Mozilla Foundationが米国時間1月15日に,バグ管理ソフトウエアの新版「Bugzilla 2.18」の公開を開始した。Mozilla FoundationのWebサイトから無償でダウンロード可能。

 2002年に公開した2.16に対し,1000個以上のバグ修正と機能強化を施した。Windowsへのインストールも大幅に改善したという。主な新機能としては,報告機能や作図機能の強化,対応言語の拡充,全文検索機能の追加がある(新機能の紹介ページ)。

 2.16と2.18はデータベース構造が異なる。「データベースを2.18用にアップグレードすると,2.16用には戻せない。アップグレード前にデータベースのバックアップを推奨する」(Mozilla Foundation)

 またBugzillaの開発チームは,Bugzilla 2.16.7のセキュリティを強化し,バグを修正した「Bugzilla 2.16.8」と,最新の開発途上版「Bugzilla 2.19.2」の公開も開始した。いずれもWebサイトからダウンロード可能。

 なお,2.16.8のセキュリティ強化は,2.18にも適用してある。

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