米Verizon Wirelessと米Nextel Communicationsは,両社の間で争っていた訴訟をすべて決着させることで合意した。両社が米国時間11月2日に発表した。

 和解条件としてNextel社は,携帯電話でトランシーバのようにボタンを押すとすぐに会話ができる機能の名称「Push To Talk」,「PTT」,また「PUSH」に関連する名称に対する商標権,その他の所有権などの主張を放棄することで合意した。両社ともに,サービスのマーケティングにおいては,この名称を利用できる権利を保持する。

 Verizon Wireless社は,米連邦通信委員会(FCC)が決定した800MHz帯の再編計画に関してNextel社への1.9GHz帯割り当ても含め,反対しないことで同意した。その他の詳細は明らかにされていない。

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