米Hewlett-Packard(HP)は,米国防総省の国防補給庁(DLA:Defense Logistics Agency)からITインフラ統合に関する契約を獲得した。HP社が米国時間9月15日に明らかにしたもの。このインフラ統合は,DLAのEnterprise Data Center(EDC)計画に従って実行する。契約期間は5年間で,その後1年ごとの更新オプションが5年分付属する。最大の10年契約となった場合の契約規模は2億9012万7462ドルと見込む。

 EDCでは,DLAが運営している大量のサーバーとインフラを,HP社の製品を使って集約する。DLAのIT資産を削減することで,総所有コスト(TCO)低減と,ITインフラの近代化が実現できる。

 さらにEDCは,DLAによる情報保証プログラムの導入作業効率化と,災害復旧/事業継続の拡充にもつながる。

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