米Network Appliance(NetApp)は,米Oracleが同社のストレージ製品を社内インフラの一部として導入していることを米国時間1月27日,明らかにした。Oracle社が導入するNetApp社製品の総ストレージ容量は1ペタ・バイト(1000テラ・バイト)を超えるという。

 NetApp社のストレージは,Oracle社のアウトソーシング事業の運営に利用されている。また,Oracle E-Business Suiteコアの開発,回帰テストにも利用されており,開発と品質保証のプロセス合理化を支援している。

 Oracle社は,顧客システムを運用管理するサービス「Oracle Outsourcing」の運営,ERPパッケージ(統合業務パッケージ)「Oracle E-Business Suite(EBS)」コアの開発,プラットフォーム・エンジニアリングを含むミッション・クリティカルなインフラの一部にNetAppストレージ製品を実装している。

 採用されたのは,ファブリック接続型ストレージ「NetApp FAS」シリーズ,ATAハード・ディスク装置をベースとするストレージ・システム「NetApp NearStore」,キャッシュ装置「NetCache」システム。Oracle社は,同インフラにより次世代データベースとアプリケーション・ソフトの構築と整備を行なっている。これら製品により,開発と品質保証の時間を短縮できるため,同社の新しいソフトウエア製品の市場投入が促進されるという。

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