米Sprintは,携帯電話を使ったビデオメール・サービス「Video Mail from Sprint」を開始する。同社が米国時間12月3日に明らかにした。ユーザーは,カメラ搭載の「PCS Vision Video Phone」を使い,最大15秒のビデオの撮影,再生,共有ができる。携帯電話機を使って任意の電子メール・アドレス,または対応するPCS Vision Phoneにビデオを送信できる。

 同サービスに対応する携帯電話機は,三洋電機の「PCS Vision Video Phone VM4500」と東芝の「同VM4050」の2機種。VM4500は同日発売が開始されており,VM4050も年内に発売が予定されている。

 同サービスは,「PCS Vision Pictures Pack」の月額基本料金15ドルに5ドルを追加すれば利用できる。同パッケージでは,無制限のビデオ・メールと写真メールの送受信ができるとともに,オンラインのストレージにビデオと写真を保存して編集と管理ができる。また,Web閲覧も無制限で利用でき,着信音,スクリーン・セイバー,ゲームなどの有料コンテンツのダウンロードに5ドル分を利用できる。

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