米Symantecと米Sun Microsystemsは,両社が共同で提供する高速ネットワーク侵入検知機器「iForce Intrusion Detection(IDS)Appliance」の強化版をリリースすることを米国時間10月29日に発表した。
iForce IDS Applianceを構成するのは,Symantec社のネットワーク・ベース侵入検知システム「Symantec ManHunt 3.0」とSun社の「Solaris OS x86 Platform Edition」が動作するx86プロセサ搭載サーバー。銅線またはファイバをベースとするネットワークにおいて,最高2Gビット/秒の速度でトラフィックを監視をすることができる。
同製品に統合されるその他の主な機能は次の通り。
・超高速の侵入検出機能
構成によって異なるが,ネットワーク環境のトラフィックを最高2Gビット/秒の速度で監視する1U型の侵入検出ソリューション
・包括的な侵入検出機能
Symantec社のManHunt 3.0は,プロトコル異常の検出,シグネチャ検出,DoSとスキャン検出,IDS回避の検出,混合型の検出アーキテクチャを用いて正確かつ効果的に既知や未知の攻撃を見極める
・複数インタフェースのモニタリング
100Mビット/秒モデルも含め,複数の監視インタフェースを提供
・パフォーマンスの改善
新しいSun Fire V60xサーバーによるパフォーマンスの改善
・容易な導入と管理
ローカル,またリモートでの導入が容易になった。リモート・サイトが集中管理コンソールを通じて安全に管理できるようになった
また,Symantec社のインターネット・セキュリティ対応チーム「Symantec Security Response」が,セキュリティ・アップデート,セキュリティ・ホールを含む最新のセキュリティ関連情報を提供する。
iForce IDS Applianceは,異なる帯域幅に合わせて100Mビット/秒,200Mビット/秒,500Mビット/秒,ファイバの1Gビット/秒,ファイバの2Gビット/秒,銅線の1Gビット/秒,銅線の2Gビット/秒の7モデル用意する。価格は1万2500ドルから。北米において米Arrow Electronics社のMOCA部門を通じてサポートが行なわれる。
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