米Hewlett-Packard（HP）は米国時間8月26日，携帯情報端末「iPAQ Pocket PC」の新製品「h1935」を発表した。リベート後の価格は199ドル。
HP社はh1935を，「消費者や企業ユーザーなど幅広い市場に向けた，手頃な価格の機能豊富な機種」と位置づける。「スリムな外形と拡張性により，職場や外出先での生産性を高めることができる」（HP社Handheld and Wireless Business Unit部門米大陸担当ディレクタのJohn Dayan氏）
h1935は，他のiPAQ Pocket PCと同様，半透過型TFT液晶ディスプレイとSDIO拡張スロットを装備する。SDIO拡張スロットには，メモリー・カードやワイヤレス・カードのほか，「HP Photosmart Mobile Camera」などのデジタル・カメラを装着できる。
リチウム・イオン電池（900mAh）を使用し，連続駆動時間は最大8時間。USB対応の同期化クレードル／充電器を使えば，h1935と予備電池を同時に充電可能。
その他の主なシステム構成は以下の通り。
・OS：米Microsoftの「Windows Mobile 2003 for Pocket PC」
・CPU：動作周波数203MHzの韓国Samsung製「S3C2410」
・メモリー：64MバイトのSDRAM（主記憶56Mバイト）
・表示色数：6万4000色
・外形寸法：約113mm×70mm×13mm
・重量：約126g
「HP iPAQ Image Viewer」などのアプリケーションが付属するほか，h1935向けの出力ソフトウエアをWebサイトから無償で入手可能。h1935は，HP社のオンライン・ストアやオンライン小売店で購入できる。保証期間は90日。
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