米NVIDIA社と米Microsoft社は,両社で争っていたチップの価格に関するすべての問題が解決し,仲裁裁判が終了したことを米国時間2月6日に発表した。問題となっていたのは,ゲーム機「Xbox」搭載のグラフィックス向けGPU(Graphics Processing Unit)と音響効果とネットワーキング向けMCP(Media Communications Processor)チップ。

 価格を巡る論争の解消に加え,両社はXboxのコスト削減に向けて協調して行くことで合意している。この件に関する詳細は,同年2月13日に開かれるNVIDIA社の電話会議にて提供される。

 「これは,両社にとって“勝利”といえる結果であり大変うれしく思う。両社の関係を次のレベルに発展させ,Xboxゲーム・コンソールの可能性を最大限にするために,リソースを注ぐことができるようになった」(NVIDIA社の社長兼CEOのJen-Hsun Huang氏)。

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