VoiceXMLの開発や推進を目指す業界団体VoiceXML Forumは, WWW関連技術の標準化を進めるWorld Wide Web Consortium(W3C)が勧告候補(Candidate Recommendation)として先週リリースした「VoiceXML 2.0」のサポートを表明した。同フォーラムが,開催中のテレフォニ向け音声ユーザー・インタフェース会議「Telephony Voice User Interface Conference」において明らかにした。

 「同フォーラムは,VoiceXMLの成熟を証明する同リリースを支持する。現在世界で,数百万件の電話がVoiceXMLベースのインフラで受信されている。この先1年間で,従来のIVRシステムよりもVoiceXMLの採用が進むと推測される」(同フォーラム委員長のEric Jackson氏)。

 同日,同フォーラムは,AVIOSショウを第3回Users' Group Meeting(UGM)の場として再び利用することも発表している。次回は4月3日にサンノゼで開催される。

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