長距離・地域・無線通信大手の米Verizon Communications社が米国時間11月21日に,高速無線LANサービスの提供開始を発表した。同サービスは,中小規模の企業をターゲットとしている。最初にボストン地域で提供を開始し,その後,全米へのサービス展開を予定している。

 企業は,無線LANをスタンドアロンのサービスとして購入可能だが,T1,非同期転送モード(ATM),フレーム・リレー・サービスとしてネットワーク転送サービスに統合することもできる。ネットワークは,米Proxim社のORiNOCO無線LAN製品を利用し,無線標準のWiFi(IEEE 802.11b)またはWiFi5(IEEE 802.11a)に準拠する。同社は,顧客のネットワーク設計と技術サポートを提供する。

 同社が提供する無線LANは,同社のデータ・ネットワークに統合されており,監視と管理が常時行われる。

 同社の無線LANの料金は,ユーザー数と企業のオペレーション範囲によって異なる。インストレーション料金もネットワーク構成によって異なる。同サービスの詳細は,同社のWWWサイトに記載されている。

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