米Adobe Systemsと米Macromediaがお互いを特許侵害で訴えていた一連の係争で，両社が和解した。Adobe社とMacromedia社が米国時間7月29日に明らかにしたもの。「両社製品のユーザーには影響を及ぼさない」と両社は説明する。なお詳しい和解条件については明らかにしていない。
両社間の一連の係争は，2000年8月にAdobe社が同社の「タブ・パレット」に関する特許を侵害されたとしてMacromedia社を提訴したことに端を発する。これに対しMacromedia社は同年9月に，Macromedia社の三つの特許をAdobe社に侵害されたと主張し反訴していた。
ちなみにAdobe社が最初に起こした裁判ではAdobe社の主張が認められている。このとき裁判所はMacromedia社に対し，Adobe社に280万ドルの損害賠償を支払うよう命じている（Macromedia社プレスリリース）。
一方，Macromedia社がAdobe社を訴えていた裁判では，Macromedia社が勝訴した。こちらでは，Adobe社が490万ドルの損害賠償をMacromedia社に支払うよう命じている。
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