富士通の米子会社であるFujitsu Software社が米国時間6月19日に,同社のCOBOL開発ツール「NetCOBOL」製品のLinux版をリリースする予定を発表した。基幹業務アプリケーションにLinuxの採用を検討中の企業,またCOBOLコミュニティにとって朗報となるという。
「ここ2~3年の間に,Linux上で動作するNetCOBOLに対するリクエストを小規模企業や得意先から受けている」(同社の言語ディレクタのRon Langer氏)。
Linuxは,その信頼性とコスト的な要因から,実用的なサーバー向けオペレーティング・システムとして見られるようになっている。そのため,Linuxの採用を検討している企業は,COBOLへの戦略的投資を拡張するために,信頼できる低価格なCOBOL製品が必要だと考えていると同社は説明している。
「NetCOBOL for Linux」のテストと開発は「Red Hat Linux」上で行われている。同製品は,ベータ・テスト向けに同年7月に入手可能となる予定。生産向け開発は,ベータ・テストの終了後になる。同製品詳細は,同社のWWWサイトに記載されている。
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