コニカの子会社である米Konica Business Technologies社は小規模企業,ワークグループ,大企業の事業部門など用にファックシミリ機能を搭載した多機能プリンタ「Konica 7115F」,「同7118F」の出荷を米国時間5月23日,発表した。

 また同社は同日,IP-413プリント・コントローラとネットワーク・インタフェース・カード(NIC),インターネット・ファックシミリ機能などを含めた「7115」,「7115F」,「7118」,「7118F」製品ラインに向けたオプションも発表している。

 「7115F」,「7118F」モデルには,標準で新しいファックシミリ・キット「FK-117 Fax Kit」が付属している。同キットは,SuperG3電送機能,33.6Kビット/秒の高速ファックシミリ・モデム,JBIG圧縮機能,27のワンタッチ・ダイヤル・キー,100のスピード・ダイヤル・キー,27のグループ・ダイヤル・キーを提供する。また最高600×600dpiの解像度を実現する「PC Twain」ドライバ・スキャニング機能を搭載するとともに,4Mバイトのファックシミリ・メモリーは12Mバイトまで拡張できる。同キットは,「7115」と「7118」のベース・モデル向けに別に購入することもできる。

 7115/7115F,7118/7118F製品ラインは,フル構成時にデジタル・コピー,プリント,ファックシミリ,スキャン機能を1台で提供する。主な機能は次の通り。
・15枚/分と18枚/分のコピー速度
・コピーと印刷で600×600dpiの解像度
・16Mバイトのコピー・メモリー,32Mバイトまたは48Mバイトまで増設可能
・1枚用のバイパス・トレイまたはオプションで50枚用バイパス・トレイ
・250枚用用紙トレイ。7115にはトレイ1つ,7118には4つ追加可能
・オプションの50枚用ADF
・オプションの内部分類機とジョブ・セパレータ
・スキャンして電子メール,FTPする機能を持つ「FK-117 Fax Kit」と「IF-102 Internet Fax Kit」
・32Mバイトのメモリーを搭載するプリント・コントローラ「IP-413 PCL6」,160Mバイトまで増設可能
・複数ユーザーによる印刷のための「KN-305 NIC」

 新型モデル「7115F」と「7118F」は,米国の直販店,正規代理店,付加価値再販チャネルを通して販売されている。販売希望価格は,それぞれ3875ドルと4395ドル。「7115」と「7118」の販売希望価格は,2875ドルと3395ドル。

 オプションの「IP-413」プリント・コントローラの販売希望価格は700ドル,ネットワーク・カード「KN-305」は450ドル。なお「FK-117 Fax Kit」は1150ドルで2002年第3四半期にリリースされる「IF-102 Internet Fax Kit」は1000ドルとなっている。

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