ブラザー工業は10月23日,ファックスやコピー,プリンタ機能などを備えたデジタル複合機「マルチファンクションセンター」シリーズの新モデルを発表,複合機のラインナップを拡充した(該当サイト)。MFC9800J

 モノクロ・レーザー複合機の最上位機となる「MFC-9800J」は,FAX機能としてSuperG3電送機能を搭載する。A4用紙1枚あたり約2秒で読み取り可能という。プリンタ機能は,エンジン解像度が600×600dpi(ドット/インチ),印刷速度は14枚/分。コピー機能としては,読み取り解像度が600×300dpi,出力解像度が600×600dpi。コピー速度は印刷速度と同じ14枚/分。拡大/縮小コピー機能やソート機能などを備える。スキャナ機能としては,最大9600dpi相当の読み取りが可能

 パラレル/USBインターフェース経由でパソコンと接続し,パソコン上の文書ファイルや画像データを直接FAX送信できる。オプションのLANボードを装着することで,ネットワーク経由でパソコンからFAX送信したり,スキャナで取り込んだデータを電子メールに添付して送信可能。

 価格は18万円。12月5日から出荷を開始する。機能を簡素化し価格を抑えた「同4800J」(7万9800円)ほかも用意した。

(菅井 光浩=日経Windowsプロ)