米Western Digitalは米国時間4月25日に, 2002年1~3月までの同社の第3四半期の最終決算報告を発表した。ユニット出荷するおよそ810万からの収益が5億9500万ドル,総収入が1520万ドルで,1株当たりの利益は0.8ドルだった。

 ハード・ドライブ事業の経営収益は,同年前期の1530万ドルが46%増の2230万ドルに達した。新しいベンチャによる損失は,前期の490万ドルから430万ドルに減少し,総収益は1920万ドルで1株当たりの利益は0.10ドルだった。前年同期には,5800万台の出荷台数からの収益5億1200万ドル,純損失6100万ドル,1株当たりの損失0.3ドルを計上していた。

 同社は,同期において価格競争の激しい「WD Protege 5400 RPM」ラインの経費効率,「WD Caviar 7200 RPM」プラットフォームの出荷台数が予測を上回ったとしている。

 「引き続きIT業界の環境が厳しい中で,同期の業績は,前期に続きハード・ドライブ事業にけん引された。新しい回転磁気ストレージ・デバイスの市場に参入を始めた。経営経費を最低限に抑えて収益の成長を図るビジネス・モデルの達成に引き続き焦点を当て,IT支出が回復したときに備える」(同社チェアマン兼CEOのMatt Massengill氏)。

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