ドイツのSiemens AGが米国時間3月27日に，Java Platform 2, Micro Edition（J2ME）対応アプリケーションの開発ツールキット「Siemens Mobility Toolkit（SMTK）」を発表した。同社WWWサイトから無償で配布している。
SMTKはMobile Information Device Profile（MIDP）とConnected Limited Device Configuration（CLDC）に準拠しており，「携帯電話機などの携帯情報端末に向けた，J2MEアプリケーションの完全なランタイム環境を提供する」（Siemens社）としている。
SMTKには，エミュレータ，APIクラス・ライブラリとドキュメンテーション，プログラマ向け参照マニュアル，ソース・コードのサンプル，IDE（統合開発環境）プラグインなどが含まれる。IDEプラグインは，米Sun Microsystemsの「Forte for Java」，米Borlandの「JBuilderMobileSet」，米Metrowerksの「CodeWarrior for Java」向けを用意する。
ちなみに同社は最近，2機種のJava対応携帯電話機をリリースする計画を明らかにしている。「M46」は米国で，「M50」は欧州とアジアで発売する。両機種はJavaアプリケーションの迅速なダウンロードを実現するために，高速無線データ接続に対応した「General Packet Radio Service（GPRS）Class 8」技術を取り入れている。
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