米Custom Electronic Design and Installation Association (CEDIA)が米国時間2月7日,「多くの米国人がホーム・ネットワーキング,特にネットワーク接続されたホームセキュリティ機能に興味を示している」とした調査結果を発表した。
この調査は,18歳以上の米国成人1000人以上を対象に実施された。回答者の83%が自宅にカスタム・エレクトリック・システムを設置することに興味を示している。さらに86%が家庭ネットワーキング・システムの設置に,専門の技術者の助けを求めると回答している。
CEDIAは,これらシステムの統合を望む自宅所有者の増加が住宅建築業界に与える影響を示すために,「International Builders' Show」に先立ってこの結果を発表した。全米住宅産業協会(NAHB)によれば,建築業者の34%が構造型配線パッケージを標準またはオプションのアメニティ(生活環境を向上させる設備)として提供しているという。
また,回答者の31%が,中央集中型ホームセキュリティ・システムがホーム・ネットワーキング・システムで最も重要だと考えている。その他ランキングに登場したシステムは次の通り。
・ ホームシアター・システム―19%
・ 自動点灯システム―12%
・ 自動ブラインド―11%
・ 自動オーディオ,ビデオ・システム―10%
・ ホーム・ネットワーキングには興味がない―14%
・ 無回答―3%
ホームセキュリティは,回答者の性別を問わず重要だと認められていた。ホームシアターには男性の回答者がより興味を示しており,自動点灯システムに興味を示すのは女性の方が多かった。
「ホーム・ネットワーキングは,消費者にとってより重要性を増しており,これによってもたらされる安全性,快適さ,便利性が認識するにつれて,さらに成長を続けるだろう」(CEDIAのエグゼクティブ・ディレクタのBillilynne Keller氏)。
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