米Microsoftが米国時間11月19日に,Macintosh向けオフィス・スイート「Office v. X for Mac」の米国販売店での発売を開始したと発表した。Office v. X for Macは米Apple ComputerのOS「Mac OS X 10.1」に対応する。

 Office v. X for Macは「Office for Mac」をはじめ,Windows版「Office」と互換性を持つ。Mac OS Xのインタフェース「Aqua」やグラフィックス・エンジン「Quartz」に合わせた設計を施しており,「Macintoshプラットフォーム独特の使い勝手と見栄えを提供する」(Microsoft社)

 Office v. X for Macでは,電子メールおよび個人情報管理ソフト「Entourage X」の機能を向上した。そのほか,ワープロ・ソフト「Word X」の「Multi-Selection and Clear Formatting」,スプレッドシート・ソフト「Excel X」の「AutoRecover」や「Customizable Keyboard Shortcuts」,プレゼンテーション・ソフト「PowerPoint X」の「PowerPoint Packages」といった新機能を追加した。

 Office v. X for Macの米国での価格はアップグレード版が299ドル,製品版が499ドル。Office 2001 for Macまたは個別アプリケーションを購入したユーザーには,12月31日まで技術保証「Technology Guarantee」を提供する。Technology Guarantee対象ユーザーはOffice v. X for Macの無償コピーを受け取ることができる。

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