出会い系サイトの米eharmony.comが米国時間10月4日に,同時多発テロが発生した9月11日以降の意識調査の結果を発表した。7690人の会員が回答した。会員の約半数(44%)の独身米国人が,長い付き合いを求める気持ちが高まったと回答し,親密度に対する欲求が減少したと回答したのは11%だった。

 この結果に対し同社の理事長兼共同設立者のNeil Clark Warren博士は,「危機的な状況や苦難を感じるときには,気の合った相手を探し,痛みをやわらげたいと思うのは誰も同じ。ストレス下で軽率な関係と気の乗らない決断を避けるために,時間をかけ,注意深いアプローチが必要」とアドバイスしている。

 その他の結果は次の通り。

・怒りの感情が増加する傾向にあったのは女性より男性の方が多かった。
・女性は,不眠と気分の落ち込みが深刻化し,たとえ見ず知らずの人であってもコミュニケーションをとりたいと感じると回答。
・西部地域に住む人は,人に対して寛大な気持ちが増した報告した。このような回答した人は,東部よりも格段に多い。

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