Java開発ツールを手がける米WebGainが米国時間9月27日に,ビジネス要件定義を行う開発環境ツールの新版「Business Designer 2.0」のリリース予定について明らかにした。2001年12月15日に発売する計画である。Business Designer 2.0は開発チーム内の相互連絡を簡素化し,アプリケーション開発とWebサービス導入の合理化を目指す企業に向ける。

 Business Designerは,アプリケーションの目的,フロー,プロセスの定義や,ドキュメント化を支援する。アプリケーション開発チームは,新たなコンポーネントを作成する必要があるかどうか,あるいは既存のコンポーネントを再利用すればよいか,Webサービスにアクセスして機能を利用できるかどうか,などを判断することができる。

 WebGainは,新版ではプロジェクト要件の定義,認可,追跡の簡素化と効率化を図ったとしている。ユーザー・インタフェースの直感性を高め,システム設計から導入の段階を通じてプロジェクト要件を追跡できるようにした。そのほか,プロジェクト・ドキュメンテーションや状況を確認する機能,特定の開発プロセスに合わせてカスタマイズする機能などを追加した。

 Business Designer 2.0の価格は1ライセンス当たり2495ドル。詳細な情報はWWWサイトに掲載している。

◎関連記事
Java開発ツールの米WebGainが日本法人を設立し,VisualCafeを年内に出荷
ウェブゲインジャパンがJavaアプリ開発スイートの新版を発売

ウェブゲイン,Java開発ツールの新版「VisualCafe 4.5」でWebSphereに対応
米サンがJ2EEの最新版「1.3」を正式発表,Webサービス向け機能を高める
米サン,J2EE統合開発環境の新版「Forte for Javaリリース3.0」をリリース

 Java関連の技術・製品・市場に関する情報は総合IT情報サイト『IT Pro』の「Java」で詳しくお読みいただけます。

[発表資料へ]