Terra Lycos社が米国時間8月2日に,最も頻繁に使われた検索キーワードのランキング「Lycos 50」を発表した。2001年7月22日~28日に調査を実施した結果である。

 1位~10位の結果は,1位「Dragonball」,2位「Big Brother」,3位「SirCam」,4位「WWF」,5位「Tattoos」,6位「Britney Spears」,7位「The IRS」,8位「Pokemon」,9位「Final Fantasy」,10位「Tour de France」。

 50位までの全ランキングはWWWサイトに掲載している。

 今回の注目キーワードは3位につけたSircamウイルス。感染対象はWindowsマシン。ウイルス自身がメール送信機能を持つので,使用しているメール・ソフトによらない。添付ファイルのウイルス・プログラムを実行すると,アドレス帳に限らず様々なファイルから収集したメール・アドレスへウイルス自身を送信して感染を広げる。加えて,ファイルの削除なども行う。

 「Napster」(14位)は,74週間前にランキングに初登場して以来,初めてファイル交換プログラム部門の首位から転落。かわって「Morpheus」(13位)がトップを獲得した。

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