Terra Lycos社が米国時間8月2日に,最も頻繁に使われた検索キーワードのランキング「Lycos 50」を発表した。2001年7月22日~28日に調査を実施した結果である。
1位~10位の結果は,1位「Dragonball」,2位「Big Brother」,3位「SirCam」,4位「WWF」,5位「Tattoos」,6位「Britney Spears」,7位「The IRS」,8位「Pokemon」,9位「Final Fantasy」,10位「Tour de France」。
50位までの全ランキングはWWWサイトに掲載している。
今回の注目キーワードは3位につけたSircamウイルス。感染対象はWindowsマシン。ウイルス自身がメール送信機能を持つので,使用しているメール・ソフトによらない。添付ファイルのウイルス・プログラムを実行すると,アドレス帳に限らず様々なファイルから収集したメール・アドレスへウイルス自身を送信して感染を広げる。加えて,ファイルの削除なども行う。
「Napster」(14位)は,74週間前にランキングに初登場して以来,初めてファイル交換プログラム部門の首位から転落。かわって「Morpheus」(13位)がトップを獲得した。
◎関連記事
■ライコスが3月4日~10日の検索キーワード・ベスト10,Napsterが2位に
<Sircam関連>
■様々なファイルから収集したアドレスへ自分自身を送信する「Sircam」ウイルスを警告
■ホワイトハウスまで巻き込み,2種類のワームが米国ネットで猛威
■ウイルス対策ソフトの一部に「Sircam」ウイルスを検出できない不具合
■「SirCamワームの被害が拡大中」と米McAfee.com,北米ではILOVEYOUよりも被害甚大
<Napster関連>
■ナップスターの利用は5月下旬以降に36%減,他のファイル共有サービスが急進
■「ナップスター利用時間がピーク時の1/3,ユニーク・ユーザーは2/3」と米社
■米ナップスター,ファイル交換のセキュリティ確保で米社とのライセンスを延長
セキュリティに関する情報は総合IT情報サイト『IT Pro』の「セキュリティ」で詳しくお読みいただけます。
[発表資料へ]