米Frost & Sullivanが米国時間6月26日に,プリペイド式のインターネット電話カード(prepaid VoIP calling card)の世界市場に関する調査結果を明らかにした。市場は2000年の12億7000万ドルから2007年には219億ドル規模に急成長するという。

 「2007年には,カード通話全体の75%を占めるようになるだろう。2007年末までインターネット電話カードは公衆交換回線網(PSTN)向けよりも高い成長が期待できる」(Frost & Sullivan社業界アナリストのElka Popova)。

 「発展途上国および規制の厳しい国での普及がインターネット電話カードの成長を促す。最近規制を緩和した国では,小規模の新規企業がVoIP通話カードを利用するサービスを展開し,従来の通話料を下回る価格で提供するようになる」(同氏)。

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