米Intelはオランダ時間5月17日に,英British Telecommunications(BT)傘下のBTexact Technologies社およびBT Wireless社と,モバイル・インターネット端末向けのアプリケーションやサービスの開発に関し,提携関係に入ったことを明らかにした。アムステルダムで開催中の開発者会議「Intel Developer Forum 2001 Europe」にて発表したもの。

 BTexact社とBT Wireless社は,Intel社の無線通信アーキテクチャ「Intel Personal Internet Client Architecture(Intel PCA)」をベースにした技術を自社の製品やサービスに組み込む。また,Intel社の研究開発部門であるIntel Architecture Lab(IAL)とBTexact社はモバイル・インターネット機器向けの技術開発に関し協力体制を敷く。第1弾として,GPRSネットワーク向け,IEEE 802.11b対応の協業ツールのアプリケーション開発に取り組む。

 Intel PCAは,次世代無線クライアントへの移行期間を短縮するための通信プロセサ向けアーキテクチャ。Intel社は2001年2月末に発表している([関連記事])。なお,米国市場では米IBMと提携関係に入っている([関連記事])。

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