米SGIが米国時間4月20日に,2001年1月~3月期の決算を発表した。売上高は5億1000万ドルで,前期(2000年10月~12月期)の4億8700万ドルから5%の増収となった。

 ベンチャー投資費用の8300万ドルなど一時的な経費を含めた純損失は1億4100万ドル。一時的な経費を除いた営業損失は4700万ドル。前期における同条件の営業損失は9300万ドルだった。

 「3期連続で売上高が増加した。しかし,経済の先行き不透明感による影響は著しく,顧客は技術への支出を先送りしている」(SGI会長兼CEOのBob Bishop氏)。

 また約1000人の人員削減計画を明らかにした。世界における全従業員の約15%に相当する。正社員,パートタイム,契約社員を対象とし,2001年4月~6月期に計画を実施する予定である。これにより,20%の支出削減を見込んでいる。

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