米Compaq Computerは米国時間3月8日,携帯情報端末「iPAQ Pocket PC」の新モデル「H3670」と「H3635」を発表した。いずれも動作周波数206MHzの米Intel製マイクロプロセサ「StrongARM」を搭載し,カラーTFT液晶ディスプレイ(240×320画素)を備える。OSはWindows CE。Compaq社のiPaq

 H3670は64Mバイトと従来機の2倍のメモリーを搭載。米国内での販売価格は649ドルで,発売は2001年4月の初め。H3635のメモリーは32Mバイト。ROMは16Mバイトである。米国内での販売価格は599ドルで,店頭に並ぶのは2001年3月の終わり。

 H3635にはコンパクト・フラッシュ用拡張スロット「CompactFlash Expansion Pack」,ナイロン製のケース「Expandable Carrying Case」が付属する。また,赤外線接続を行うためのユーティリティ「Peacemaker」とゴルフ・ゲームのエミュレータ「ZIOGolf 2」が含まれる。

 さらに同社は,iPAQ Pocket PCを機能拡張するための「Dual PC Card Expansion Pack」を同日発表した。Type IIなら2枚,Type IIIなら1枚のPCカードを挿入できる。コンパクト・フラッシュ向けアダプターも同梱。価格は199ドルで,発売は4月中旬。

◎関連記事
<iPAQ>
CompaqとMicrosoftが「iPAQ Pocket PC」2200台をWEFの年次総会で提供
Compaqが無線データ通信向けソリューション「iPAQnet」を発表
MicrosoftがCompaqとタイアップしてネット端末「iPAQ」発表,実質199ドル

<Palm>
米パームが199ドルの「Palm m105」発表,RAMは8Mバイトでm100の4倍
Palm,149ドルのエントリ機「Palm m100」など発表
米パームが携帯電話用ネット接続キットをリリース,39ドル95セント

[発表資料へ]