米Sun Microsystemsと電子商取引向けインフラ・サービスの米Bowstreetは米国時間2月5日に,提携関係に入ったことを明らかにした。
両社は,「スマート・サービス」を提供するという。たとえば,誰がどこでサービスにアクセスしたかによって,ビジネス・プロセスとユーザ・インタフェースをその場で変更できるといったサービスである。
具体的には,Bowstreet社の企業向けWWWアプリケーション設計・カスタム化プラットフォーム「Business Web Factory」をSun社のEnterpriseサーバーとSolarisで動作させる。Business Web Factoryを利用すると,J2EE準拠のアプリケーション・サーバー上で,iPlanetのLDAPディレクトリおよびEJBコンポーネントを使い,インテリジェント・サービスとユーザ・プロファイルをインターネットを介してダイナミックに組み立てることが可能になるという。
これによって,コンテンツやプロセス,ユーザ・インタフェースを統合して,リクエスト内容に応じてカスタム化したWWWアプリケーションを提供することができるようになる。プロファイル情報に基づいたHTMLや,ebXML,SOAPのリクエストを返すことにより,オーダーメードでジャストインタイムのサービスを可能にする。
ちなみにBowstreet社はSun社と協力して,インターネットのオープンな標準仕様に基づく企業間取引機能の強化に取り組んでいる。両社が協力して取り組んでいる技術には,Directory Services Markup Language (DSML) ,Transaction Authority Markup Language (XAML) ,Electronic Business XML (ebXML) などがある。
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