3次元グラフィクス・アクセラレータやマルチメディア機器を手掛けるカナダATI Technologiesが現地時間1月10日に,2000年9~11月期の決算を発表した。売上高は3億5050万ドル。前四半期(2000年6~8月期)に比べて20.8%増加したものの,前年同期(1999年9~11月期)からは6300万ドル減少した。

 純利益は1180万ドル。1株当たり利益は5セントで,前四半期を10セント上回った。

 粗利率は前四半期の23%から26.1%に増加。ただし前年同期の34.1%からは8ポイントの低下である。償却費用を除いた営業支出は7610万ドルで,前四半期と比べて560万ドル(6.8%)減少している。

 「グラフィックスLSI“RADEON”が牽引した。モバイル事業も好調だった」(ATI社社長兼COOのDavid Orton氏)。

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