米Microsoftとデンマークの玩具会社LEGOが米国時間1月10日に,ゲーム・コンテンツの作成などに向けて協力体制を敷くことを米国とデンマークで明らかにした。

 「デジタル技術と組み立てブロックを統合し,刺激的でエキサイティングなサービスや商品を創造する」(両社)としている。

 MSNの子供向けチャネル「MSN Kids」ではLEGO社とMSNが共同で作成したコンテンツを提供する。すでに利用可能である。またMSNのオンライン・ショッピング・サイト「MSN eShop」でLEGO社の商品を販売する。目的に合った分野のMSNサイトでLEGO社の広告を展開するなど,共同マーケティングも進める。

 一方LEGO社は,新たな自社WWWサイト「LEGO.com」にMicrosoft社の認証技術「Microsoft Passport」やCOPPA(子どものオンライン・プライバシ保護条項)準拠の「Kids Passport」を取り入れる。

 インタラクティブ・エンターテインメントの分野では,LEGO社がMicrosoft社のゲーム機「Xbox」向けにゲーム・タイトルを開発する。また,LEGO社の映画製作用「LEGO Studios」系列製品の新版にMicrosoft社の「Windows Media」を採用する。

 さらに,LEGO社は世界における同社ネットワークにMicrosoft社の「.NET」サービスと技術を導入する。

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[Microsoftの発表資料]
[LEGOの発表資料]