オランダPhilips Consumer Electronicsの一部門であるPhilips Digital Networksと米InterTrust Technologiesが米国時間12月12日に,カリフォルニア州で開催中の「Streaming Media West 2000」で,著作権管理技術を組み込んだMPEG-4ストリーミング技術を披露すると発表した。
Philips社のMPEG-4対応プレーヤ「WebCine MPEG-4 Player」を用い,IPネットワークを介したMPEG-4コンテンツの安全な購入とストリーミング配信のデモンストレーションを行う。InterTrust社のデジタル著作権管理システム「InterTrust Digital Rights Management (DRM)」を組み込み,コンテンツの販売や使用を管理する。
コンテンツはユーザーが規約に同意したのち,WebCine MPEG-4 Playerで視聴できる。InterTrust DRMとWebCine MPEG-4 Playerの接続にはIPMPインフラを使う。
WebCine製品はISO(International Standards Organization)標準規格のMPEG-4に準拠する。MPEG-4を利用したビデオ,オーディオ,画像,データのストリーミングといった用途に向ける。
Philips社はケーブル・セットトップ・ボックス,モバイル機器,パソコンで利用するMPEG-4対応装置やアプリケーションを披露する予定である。
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