米RSA Securityが米国時間10月11日に,米Intelが開発中の64ビット・マイクロプロセサ「Itanium」およびPentium III後継の「Pentium 4」プロセサ向けにチューニングしたセキュリティ・ソフトの新版を明らかにした。
Itaniumなどに対応させたのは,暗号ソフト「BSAFE Crypto-C」と「BSAFE SSL-C」。新版を同日リリースした。米Intelとの協力体制のもと,ItaniumやPentium 4の性能を引き出すように最適化を行ったという。
なおBSAFE Crypto-CはRSA,DES,RC2,RC4, RC5,楕円暗号などの一般的な暗号技術のほか,ディジタル署名や認証技術にも対応する。BSAFE SSL-Cは,SSL(Secure Socket Layer)バージョン2と同3,TLS(Transport Layer Security)に対応したソフトウエアである。
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