ソニーと三菱電機がインターネット対応携帯電話機の新製品に米Intelのフラッシュ・メモリ「StrataFlash Memory」を採用する。Intel社が日本時間9月20日に明らかにしたもの。

 「StrataFlash Memoryがインターネット対応携帯電話機に採用されるのは今回が初めて」(Intel社)である。

 StrataFlash Memoryは電源電圧3Vで,1メモリ・セルあたり2ビットの情報を格納する。他のフラッシュ・メモリと同様,電源を切ってもデータは保存される。「ソニーや三菱などのメーカはオーディオ・ファイルの保存,WWWページのキャッシングといった機能を携帯電話機に持たせることが可能。またデータ記録密度が2倍になるためコストを抑えることができる」(Intel社)としている。

 さらにIntel社は,インターネット対応携帯電話機向けに電源電圧1.8Vの「Wireless StrataFlash Memory」を2002年に製品化する計画も明らかにした。

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