「2004年に無線サービス加入者の3人に1人,人数にしておよそ7400万人が無線でWWWサイトにアクセスする」。コンサルティングを手掛ける米Aberdeen Groupが米国時間8月8日に調査報告を発表した。

 無線通信の新サービスとインターネット端末の組み合わせによって,モバイル通信を使った電子商取引,いわゆるm-Commerceが次世代のe-Businessとして急速に拡大すると指摘している。

 「ユーザは,携帯端末向けのローカル情報やカスタマイズ可能なサービスを求めている。“いつでも、どこでも”のインターネット・アクセス需要をはじめ,無線サービスの低価格化,モバイル通信向けの新しいアプリケーションの登場などが,m-Commerce市場を押し上げる」(Aberdeen社Kelly Quinn氏)。

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