「過去1年間で,米国の労働者における無線通信の利用が大きく拡大している」とする調査結果を米Pitney Bowesが米国時間9月5日に発表した。

 Pitney社は電子メールやメッセージング管理技術のプロバイダである。調査では,調査会社の米Institute for the Futureの協力を得た。

 持ち運び可能な通信ツールを所有する人の割合が増大しているという。ツール別に増加率をみると,ノート・パソコンが8%増,ページャが6%増,携帯電話が25%増。携帯電話の保有率は欧州市場に追いつく勢いであるという。

 「こうした増加率の高さは,オフィスのデスクトップをモバイル環境へ拡張し,データや機能をポータブルにすることへの関心が高まっていることの表れ」(Pitney社)。

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