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ノルウェーOpera Softwareは現地時間4月19日,Webブラウザ「Opera」の新版Opera 8.0正式版を公開した(関連記事)。現在公開されているのは,メニューなどが英語で表記されている英語版のみ。英語版でも日本語ページなどを問題なく表示できる(写真。拡大表示)。対応プラットフォームはWindowsとLinux,FreeBSDおよびSolaris。
Opera 8.0は同社のダウンロード・ページから入手できる。ダウンロードしたOperaは,広告が表示される無償版。39米ドルを払って登録すれば,広告を取り除ける。
同社では,Opera 8.0では「高速化,セキュリティの強化,操作性の向上」を実現したとしている。同社のChangelogなどによると,Opera 8.0では既知のセキュリティ・ホールやセキュリティ問題に対応したとしている。例えば,「国際化ドメイン名(IDN:International Domain Name)に関する問題」にも対応した(関連記事)。これについては,Opera 8.0のベータ2で対応済み(関連記事)。
SSL対応サイトにアクセスした際には,アドレス・バーに錠アイコンを表示する。錠アイコンをクリックすると,デジタル証明書の詳細が表示される。また,アドレス・バーを非表示にしているウインドウ(ポップアップ・ウインドウ)を表示する際には,そのウインドウを表示させているサイト(ドメイン)名をウインドウ中に表示する機能も備える。
操作性に関する新機能としては,音声認識/読み上げ機能などを搭載した。また,閉じてしまったウインドウなどを再表示させるための「ごみ箱」機能も備える。加えて,新しいバージョンが公開されていないかどうかを自動的にチェックする自動更新機能なども備えたという。これらは,Opera新版のベータ(ベータ1)で搭載済みの機能である(関連記事)。
なお,ベータ版が公開されていた時点では,新版のバージョン番号や名称については明らかにされていなかった(関連記事)。今回の正式版の発表により,新版のバージョン(名称)はOpera 8.0であることが明らかになった。
◎参考資料
◆Opera press releases
◆Changelog for Opera 8.0 for Windows
◆Download Opera Web Browser
(勝村 幸博=IT Pro)