米Red Hatは2月16日(現地時間)「Red Hat Enterprise Linux4(RHEL4)の開発は富士通が支援した」とするアナウンスを発表した。RHEL4は,米Red Hatが2月15日(現地時間)に出荷した企業向けLinuxの最新版。

 両社は2003年5月,基幹業務向けIAサーバーを共同で開発し,サポートを強化すると発表。富士通はRed Hatに技術者を派遣し共同開発を進めていた(関連記事)。IAサーバーの開発コード名は「プレアデス(コード名)」(関連記事)。2005年前半の出荷を目指している。

 Red Hatによれば「共同開発から,ディスクダンプ,IPv6ネットワーク,スレッド・セーフなライブラリなどの好結果が生み出された」という。他のサーバー・メーカーに対しては,現時点では富士通に対するような「開発を支援した」というアナウンスは行っていない。

(高橋 信頼=IT Pro)