クラウドを利用する企業の数は右肩上がりで増えている。日経BP社が最近実施した企業ネットワーク実態調査では、メールやグループウエアなどのアプリケーションをインターネット経由で活用する「SaaS」の利用率が半数を超えたことが明らかになった。このようなパブリッククラウドの普及によって、多くの企業の中に「いつでも」「どこでも」「誰でも」クラウドを使う環境が生まれつつある。

 普及が進むクラウドを快適に安全に、そしてコストを抑えて利用するには、ネットワークを最適化する必要がある。7月28日に日経BP社が開催した「ネットワーク最適化フォーラム」では、ベンダー各社とユーザー企業が、それぞれの立場から、ネットワーク最適化の取り組みについて講演。サービス選定のポイントに加え、コスト削減のノウハウや安全な運用管理、最新の技術動向などを紹介した。

 本特集ではハイライトとして、4講演の内容を報告する。同時開催のITインフラSummit 2017夏レビュー記事はこちら