ITをベースとする新規事業への取り組みが活発化し、システム開発の高速化ニーズが高まっている。その要求に応えられるのがPaaSだ。インフラの設計や管理が不要で、アプリケーション開発に注力できる。登場当初に比べて機能強化が進み、企業システムで使えるサービスになってきた。
PaaSの正しい選び方---目次
高速開発の決め手!
目次
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選び方
主要8サービスの特徴総ざらい
PaaSはどういった軸で選べばよいのか。ウフルの古城篤氏(データサイエンス研究所 所長 主席研究員)は「まずは用途で考える」ことを勧める。帳票的な業務アプリケーションを作るならノンプログラミングPaaSを、消費者向けや業務向けでもUIやロジックを凝りたい場合はランタイムPaaSを使うとよい。
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開発手順と運用作業
一目で分かるPaaSの使い方
ここからは、PaaSを使ってどうアプリケーション開発を進めていくのかを説明する。ノンプログラミングPaaSとランタイムPaaSでは、開発の進め方が大きく異なる。
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PaaSの正しい選び方
最初は必要最低限と見られる機能を実装してベータ版相当のサービスを立ち上げる。その後、運用しながら短いサイクルで改修を繰り返し、本格サービスに仕立てていく。こうしたアプリケーションの基盤には、PaaSが有力な選択肢になる。