「よし、展示会に出展しよう!」と思っても、どんなブースであればより来場者に来てもらえるのか、分からないですよね。 ブースの位置によっては、来場者が行き交う量が異なり、せっかく出展したのに思うように集客できない可能性があります。
今回は、展示会への出展初心者のために、ブースの「位置」「設営」「集客のコツ」に絞ってポイントをまとめました。出展して失敗しないためにも、まずはブースの対策からしていきましょう!
理想的なブースの位置・広さは?
せっかく展示会に出展するなら、たくさんの来場者に立ち寄ってもらいたいですよね。
ブースの位置や広さは、展示会の出展目的や人員、予算などによって変わるものです。そこで、ひとまず予算や目的などの制約を考えずに、「より多くの人に来てもらえる」ブースの条件を3つ見てみましょう。
1.ブースの位置
ブースは、展示会会場の広い通路に面していると理想的です。出入り口から遠くて狭い通路に出展していても、通りかかる来場者数がそもそも少なくなってしまいます。
例えば、出入り口の近くだったり、会場の中央に向かって曲がった先の角だったりと、大勢の人の目に触れるような位置のブースは多くの人に来てもらえますね。
出入り口の近く、会場中央に向かった曲がり角の先など、大勢の人が通る広い通路に面しているところにブースを出展してみましょう。
2.ブースの形状
ブースの形は、通路に接する面が長い長方形がよいでしょう。小さな正方形のブースで出展する中小企業が多いのですが、正方形で入り口が狭いと来場者が奥まで入りにくいですし、説明員が目の前に立っていると窮屈で来場者は足早に立ち去ってしまうのです。
横長であれば入り口を広く取ることができ、奥行きがあまりなくても広く感じられ、滞在しやすくなります。
また、開放面が多い方がよいです。両隣にブースがあり一面しか開いていないと、来場者はなかなか入りにくいものです。角で二面以上開いているブースであれば、多くの人に気軽に立ち寄ってもらうことができます。
通路に接する面が長い、もしくは開放面が多いと、入り口が広くなるので、来場者にとって立ち寄りやすいブースになります。
3.ブースの周辺状況
出展ブースの周りの環境も大切です。「Web・マーケティング」というテーマの展示会だとしても、「マーケティングオートメーションツール」と「HP制作」など、さまざまなジャンルの企業が出展します。同じような製品/サービスをもつ会社が近くで出展していると、来場者はついでに寄りやすくなるはずです。ただ、呼び込む段階で来場者が隣のブースに流れてしまう懸念もあるので、注意が必要です。
同系統の製品/サービスを出展している企業に近いブースであれば、同じような悩みを抱えた来場者が来るので呼び込みやすいです。 来場者にとっても、ついでにブースに入って説明を聞けるので一石二鳥になります。
ブース選びにおいて、以上の3つの条件に優先順位を付けるなら、1.から順番に満たしていくとよいです。ただ、どうしても予算制限があり理想の位置を確保できなければ、3.を意識してもよいでしょう。
ただ、出展の目的によってはブースの適切な位置も異なってくるので、今一度展示会に出展する目的を考えてみてください。